大手3キャリアは基本料金が高いのに、iPhone13を購入するためにauとかドコモにわざわざ乗り換えないといけないなんて不便ですよね。
携帯販売員から「何ヶ月か利用して、また今の会社に乗り換えたらいいですよ!」
こんな案内が2021年現在では日常茶飯事です。
だってUQだったら3GBプランを2000円で使えていたのに、auにするとたったの1GBプランで3000円なんだもん!
今回は現役の携帯販売員が、auに乗り換えを行って短期的にUQモバイルに乗り換えたいと考えているあなたへ記事をまとめました。
※auから即UQに関する情報2022年最新版がコチラの記事にまとめられていますので是非とも参考にするといいでしょう。
目次
-
すぐにauからUQへの移動はNG
UQモバイルの基本料金がauより安いからと短期的に移動を考えるのは注意が必要です。
2021年11月現在、auからUQへ乗り換える事を「番号移行」と呼んでいるのですが番号移行の場合、auから移動する際の違約金や手数料が発生したとしても
後からUQモバイルの基本料金から値引きが入る補填の仕組みがあります。
ですので、auからUQへ番号移行を行うと月額の通信費が安くなるだけではなく
移動にかかる費用も補填されるのでauを利用してるユーザーは、直ぐにでもUQを使いたいと考えるのが普通の考え方でしょう。
しかし、携帯会社を移動する乗り換え手続きには昔から「短期解約」というキーワードがあり
契約期間が短い内に解約をしてしまうとユーザーにとってデメリット(不利)になる事があるのです。
短期解約ってどういうこと?
その名の通り、携帯電話を契約してから利用期間が短いうちに解約をしてしまう事の総称です。
携帯会社ごとに「これくらいの期間利用すれば問題ないですよ」という、明確な利用期間は明記されておらず
携帯販売を行っているスタッフも何ヶ月以上利用すれば必ず短期解約にはならないと正解を知っている販売員はいません。
もしも短期解約と判断されてしまうと、短期的に解約した携帯会社が一定の期間契約が出来なくなるペナルティがあったりするようです。
こういったペナルティの詳細も正解を知っている携帯販売員はいませんので
「auを契約後直ぐにUQに移動しても大丈夫です!」
と発言するスタッフに案内を受けている場合は、販売員自身が件数を獲得する事しか考えておらず、お客様の事を何も考えていませんので要注意です!
短期解約にならない為にはどうしたらいいの?
携帯会社によって短期解約に対する期間の基準が変わってくるようですが
一般的には6ヶ月間以上(180日)が短期解約にはならない安心できる基準となっている可能性が高そうです。
携帯販売員によっては3ヶ月間(90日)使えば大丈夫だと案内しているスタッフも多く、6ヶ月間or3ヶ月間という期間が「短期解約にならないのでは?」という目安になっているようです。
どうしてもお安くする為に、auからUQへ直ぐにでも移動したいと考えているユーザーさんは
auを短期解約後、一定期間契約できなくなっても問題なければUQへ移動しても良いと考えます。
※一定期間に関しては1年間の可能性が高く、根拠としては1年間と認識している携帯販売員が多かったり、実際に1年間契約できなかったとの体験をお持ちの方がいらっしゃることから推測されます。
携帯会社を選ぶのは契約者の自由なので安くする為の方法として、auからUQへの短期的な移動も致し方ない場合もあることでしょう。
複数の携帯会社を短期的に解約するような読書様はいないと思いますが、複数の会社で短期解約履歴があると全ての携帯会社で契約の審査が通りにくくなる事もあるようなのでご注意ください。
短期的な乗り換えの携帯契約は違約金が発生する?スマホにもブラックリストがあるって本当?
どのようなペナルティがあるの?
筆者が把握している情報では、auを短期的に解約した場合に支障が出るのは、
auを1年とか2年契約できなくなる。
このような一定期間のペナルティが発生する可能性があるという事です。
UQモバイルやpovoへ移動した際に、同じKDDIグループ内ですが、このようなペナルティが発生するのかは実際のところ不明です。
同じグループ内の移動で実際にペナルティがあるのであればすごく違和感がありますが、au以外の携帯会社は普通に契約できますので安心しましょう。
しかし、複数の携帯会社を短期解約したりしている場合は総合的判断という理由でどこの携帯会社も契約できなくなる可能性が高いので
転売目的や、不正な利用目的での複数回線契約や複数回線の短期的な解約は必ずしないようにしましょう。
2021年10月現在意見は分かれている
auからUQモバイルへの移動は先程記述したように「番号移行」という手続きに現在はなっています。
auとUQは同じKDDIグループのブランドである為、移動する手続きはとても簡単になってきており
お客様としても、携帯販売員としても
UQモバイルの料金プランを契約したり、UQモバイルを案内する方が双方にメリットがあります。
しかし、iPhone13シリーズのような最新モデルはUQモバイルでの取り扱いがなく
取り扱いがauのような大手キャリアでしか販売してない事が多いのです。
わざわざauへと新しい機種を購入する為に
「ユーザーが適していない通信費の高いauの料金プランに契約内容を変更して一定期間我慢するよりも、すぐにUQモバイルに番号移行できれば通信費を安く維持できる。」
このように誰しもが考えてしまいたくなるものです。
「乗り換え」ではなく「番号移行」であれば短期解約にならないのではないか?と疑問を抱く携帯販売員やユーザーも多くなってきているのですが
2021年11月現在では携帯販売員の意見として
「短期解約になります!」
「すぐに移動しても問題ありません!」
実際の答えを知らない携帯販売員の案内方法が、この2パターンに意見が分かれてしまっている状況なので、ユーザー側としては
このような無責任な案内は真に受けずに、確実な情報が分かるまで様子見した方がいいと言うのが結論になるでしょう。
携帯販売員から案内を受けたお客様の声
実際にauの契約時にUQモバイルへの移動をどのように案内されたのかTwitterの口コミにて情報が出ています。
ヤマダ電機の携帯売り場でauから来てるらしき人と話してたら
— もなな (@monana3) 2022年1月9日
auの方が端末の割引多いからauで契約してから即uqに移っても良い?って聞いてみたら、出来れば3-6ヶ月くらいau使ってからにしてほしいみたいなフワッとしたことを言われた
そのくらい使わないと短期解約扱いになるってことなのね
@携帯の契約詳しい人へ
— にじる (@Dream_Horse_) 2022年1月24日
今月楽天からauにMNPして今日au→UQにしようとしたらお店の人に同じ系列のブランドだけど短期解約扱いになってBLに入るからやめとけって言われたのですがどうなんでしょうか?
メインはドコモなのでぶっちゃけauのキャリア内でブラックリストに入ってもどうでもいいです。
店員からはまったく逆のことを言われました。
— hatopo (@hatopoppo000) 2021年10月12日
au→即povo2.0は短期解約。UQは問題なし。povo1.0の時は問題なかったと。
情報錯綜でどれが本当かわからないです
昨日の仕事帰りにヨドバシで楽天からiPhoneSE2@auに一括10円でうっかり乗り換えたのですが、店員複数名から翌日povo2.0移行は短期解約扱いになるので勧めない、と釘を差されたのです。
— とりなひと🐥 (@VehiclesGeneral) 2021年9月30日
ちなみにUQならプラン変更だからセーフとのことで、固定がau提携で割引もあるのでUQに逃しましょうかねぇ。
FF外から失礼します。
— あーちゃん (@TKG_aaaaachan78) 2021年9月3日
au→UQの場合、KDDIとして短期解約にはなりませんが、CIC的には短期解約扱いになるため、ローン等に影響する場合があります。ご参考までに。
このように携帯販売員による感覚的な案内が横行しており、様々なauからUQモバイルへの短期解約に関する案内が行われているようです。
実際にブラックリストになるか、ならないのかは携帯販売員ではなくauからUQに移動するお客様になりますので軽率な案内は目に余るものがありすが、最終的に判断するのはユーザー自身になりますので、このような口コミを見た上でauからUQへの短期的な移動は検討するようにしましょう。
auからpovo1.0に変更が無難
auからUQに「番号移行」する場合は短期解約に、なるかならないのか正解が明確になっていませんので極力リスクは避けた方が身のためです。
その代わりauのオンライン限定プラン「povo1.0」であれば契約した次の日にでも変更して問題ないと、短期解約にならない事が明確になっていますので
インターネット上からプラン変更をご自身でできる方は「povo1.0」に変更して半年間様子を見てUQを検討してみる事をオススメします。
※2021年9月29日から「povo2.0」が提供スタートし、上記の「povo1.0」は受付終了します。
「povo2.0」は大きく仕様変更されている為、auからの移行でも短期解約扱いになる可能性があるかもしれません。詳細が確認でき次第更新しますのでご注意下さい。
povo2.0って何?と詳細が気になる場合はコチラから確認してください。
※2022年2月追記
povo2.0への短期的な移動は、「短期解約扱い」になってしまうことがどうやら濃厚なようです。
povo2.0の料金プランはトッピング形式で通信費のかなりお安い為、auが短期解約扱いになってもauに戻る予定はないから問題ないと考えるユーザーが多いようですが、povo2.0では端末の取り扱いがおこなわれていませんので新しい端末に買い替えを検討する際にキャンペーンの兼ね合いからauでの購入を検討する可能性が非常に高くなります。
また、povo2.0は何かイレギュラーな事が発生した際にメールでの問い合わせしかできませんのでサポート面からauやUQに契約を戻したくなることも考えられます。
安易な発想でのpovo2.0への移動は後々非常に困ってしまう可能性がありますので要注意です。
-
auでの契約でも条件によって安くできる
auからUQやpovo2.0への短期的な移動を考える大きな理由としては毎月の通信費が高いからだと思いますが、auを契約する際の条件によってはauでもUQやpovo2.0のように通信費を安く契約することが可能です。
安く契約できる条件は何かというと
- 利用者が30歳以下の契約
- 利用者が22歳以下の新規回線契約
- ガラケーからの契約
上記の3つが考えられます。
これらの条件のもとauを契約した場合通信費がどのようになるのか確認してみましょう。
1.au応援割U30の開始によりお安くできる!
2021年10月29日よりauに新しいキャンペーン「応援割U30」がスタートしました。
30歳以下のユーザーであれば、最大6ヶ月間かなり大きな割引を受けれるようになっており、UQモバイルで使用する金額に近い通信費でauでも携帯電話を利用する事ができます。
実際支払金額は
使い放題MAX 3,300円(最大6ヵ月間)
さらに割引がすべて適用できると最安値は990円となりますので、UQやpovo2.0を契約するよりも安く契約できる可能性まで出てきます。
また、6ヶ月間の割引が適用できるため
割引が外れたタイミングでUQモバイルやpovo2.0へ、auの契約を変更させることで短期解約の扱いにもなりにくく、最新モデルをauでお安く購入できることになるのです。
au応援割U30よ詳細は下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
2.利用者が22歳以下の新規回線契約
22歳以下の利用者が、新しくスマートフォンの購入を検討している場合や、既にスマートフォンを契約していたとしても電話番号が変わっても問題ないという場合であれば
新規回線契約でauを契約することで「スマホスタートプランフラット」が契約できるようになります。
スマホスタートプランフラットは月額1,100円で1年間利用ができる特別な料金プランとなっているだけではなく、料金プラン内容も「データ容量5GB+5分かけ放題」とかなり充実しています。
2年目からは通信費が2,288円に変動することと、データ容量が3GBに減ることが注意点となりますが
UQへの短期解約を検討するくらいであれば、是非とも知っておきたい料金プラン内容となることでしょう。
3.ガラケーからの契約
項目の1と2では利用するユーザーの年齢に制限がありましたが、現在ガラケーを利用中のユーザーさんであれば年齢関係なく「スマホスタートプランフラット」を契約できるようになります。
22歳以下の利用者が契約する場合との大きな違いは、1年目のデータ容量が5GBではなく1年目から3GBになるという点です。
通信費の月額は全く同じで1年目が1,100円で2年目から2,288円になりますので覚えておきましょう。
条件に当てはまらないなら金額差を計算しよう
auで安く契約できる条件に当てはまらなかったユーザーさんも多くいらっしゃることでしょうが、仕方がないことなので落ち込むことなく改めてUQモバイルへの短期的な移動をするべきなのか、我慢して一定期間auで継続するべきなのかを検討してみましょう。
短期的な移動を検討する大きな理由は毎月の通信費になりますので、auで継続した場合と直ぐにUQモバイルへの移動をした場合で金額差を計算してみることにしてみましょう。
auの通信費(使い放題MAX)
7,238円(4ヶ月28,952円/7ヵ月50,666円)※割引なし
4,928円(4ヶ月19,712円/7ヵ月34,496円)※最安値
「家族割・スマートバリュー・PAYカード割」
UQモバイルの通信費
2,728円(4ヶ月10,912円/7ヵ月19,096円)※Mプラン15GB
auの使い放題MAXと、UQモバイルでMプランを比較した場合上記のような料金体系になるのですが、一般的に携帯販売員の案内で提案されている3ヵ月以上と6ヵ月以上に合わせて+1ヵ月となる「4ヵ月以上と7ヵ月以上」で金額差を比較したいと思います。
auを使い放題MAXで契約し何も月額値引きが適用出来なかった場合
4ヶ月で維持費が28,952円-UQモバイルへは4ヶ月10,912円=18,040円
7ヵ月で維持費が50,666円-UQモバイルへは7ヵ月19,096円=31,570円
auを使い放題MAXで契約し値引きがすべて適用出来た場合
4ヶ月で維持費が19,712円-UQモバイルへは4ヶ月10,912円=8,800円
7ヵ月で維持費が34,496円-UQモバイルへは7ヵ月19,096円=15,400円
つまりauで継続した場合とUQモバイルにすぐ移動した場合の金額差は
auを4ヶ月利用8,800円~18,040円
auを7ヵ月利用15,400円~31,570円
このような計算結果となります。
最大でauを7ヵ月継続利用した時の金額差が31,570円となりますので、この金額差で短期解約になる可能性を無くせるのであればauを継続利用した方がいいのでは?と考えることが出来たり、大きな金額差に感じたのであれば上記の計算を参考にして頂き
「auを何か月利用するのか」、「auの割引は何が適用」できているのかを確認しご自身で正確な金額差を計算してみるようにしてみましょう。
毎月の通信費だけでauとUQモバイルを比較すれば、すぐにでもUQモバイルに移動したくなるかもしれませんが、auを継続利用した場合との金額差を確認することにより「短期解約になるリスク」と「通信費の負担金額差」を天秤に掛けれるようになります。
-
auを今後契約する気がなければ自己判断で
筆者のスペ太郎は実際にauのホームルーターを短期解約してしまい、auのスマートフォンを約1年間契約できなくなった過去があります。
しかし、短期解約をしてしまった1年半後には無事にauを契約して利用する事が出来ましたので時が経てば契約は大丈夫なのかもしれません。
上記事例は実体験ではありますが、ほんの1例にしか過ぎず実際はもっと重いペナルティ等があったりするのかもしれません。
乗り換えたり、解約したりするのはもちろんユーザー側の自由なのでお好きなようにするのが1番ですが
短期解約にはリスクがあるという理解をしっかりした上で、auからUQへの番号移行や、解約手続きは行うようにしてください。