携帯販売員の仕事内容は、携帯を販売するだけと思っていませんか?
携帯販売員にも様々な業務内容があり、業務内容によってスタッフの役割も変わってきます。
通信業界に興味のある方や、携帯販売員をやってみたい方は参考にしてください。
目次
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携帯販売員の仕事内容
- 携帯販売の案内
- 光回線の案内
- 在庫管理
- イベント準備
携帯販売の案内
携帯ショップでは携帯電話の販売や、契約内容の変更手続きを行っているイメージがあると思います。
まさしくその通りで、携帯販売員の主なお仕事は携帯電話の料金プランを説明し契約業務を行う事なんです。
基本的な携帯販売の流れは
お客様の契約内容確認
↓
希望機種の確認
↓
料金プランの提案
↓
契約の登録作業
↓
初期設定作業
↓
お渡し
このような流れが一般的となっています。
光回線の案内
スマートフォンをご自宅で使用する場合にWiFi環境を使っている方がほとんどだと思いますが
こういった光回線等のWiFiサービス案内も携帯販売員の業務内容に含まれているのです。
携帯電話のサービス内容を覚えて、光回線のサービス内容も覚えるとなればスタッフの負担が大きくて大変です。
実質の現場では「光担当スタッフ」という光回線を専門としたスタッフを配置している事も多いので
分からない事があれば、光スタッフに助けてもらえる店舗がほとんどで、それだけ光スタッフという役割は重要なポジションのスタッフという事になります。
在庫管理
スマートフォンの個数管理は重要で、スーパー等と同じ事ですが数がズレていた場合大変なことになります。
また、お客様へ携帯販売の案内を行うにあたり
現状なんの機種の在庫があるのか把握している必要もあるのです。例えば、iPhone12を「これがいいですよ!」とスタッフ側から提案していてお客様が「これにします!」と言って頂いたあとに
在庫を見に行ったらiPhone12が1台もなかった。
こんな事がもしあったら、お客様としたら「なんでこれ進めた?」って感情になりますし、お店としても販売が出来ずもったいないのです。
このように在庫管理も重要な業務内容となってきます。
イベント準備
現在はコロナの影響によってイベントを行う店舗は少なくなっていますが
以前までは、毎週週末になるとガラポンやビンゴゲーム等をアトラクションとしたイベントを行うのが普通でした。
イベントを行うことにより、携帯電話に興味を持ってもらえる機会ができ契約件数もアップする携帯販売には大切な販売戦略となっているのです。
このイベントは別の業者が準備をしてくれる訳ではなく、自分達でやるのが一般的なので毎週金曜日になるとイベントの準備で忙しくなります。
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携帯販売員の仕事内容(ショップ編)
- 役割分担
- 各種手続き
- スマホ教室or操作案内
役割分担
携帯販売員には役割分担がされる事が一般的です。
専門の携帯ショップの場合
- フロアマネージャー
- 登録スタッフ
- 光スタッフ
- (特別販売員)
役割分担としてはこのような感じです。
フロアマネージャー
ショップに行くと番号札を発券して、受付時間になるまで待つイメージがあると思います。
この番号札を出す場所に立つスタッフ、もしくはカウンター内でフロアを監視しているスタッフ
このどちらかがフロアマネージャーの役割を担っている場合が一般的で、業務内容は
案件内容の把握を行い、どのスタッフがどのお客様に接客を行うのか決める担当スタッフです。
登録スタッフ
登録スタッフは皆さんが一般的に考えている携帯販売員のイメージで、カウンターでお客様のお話を聞きながら、その内容に合わせてご提案、登録作業を行うスタッフです。
光スタッフ
その名の通り光回線に特化したスタッフで
光回線やインターネット環境についてのご相談があれば優先して案内に入ります。
また、光サービスは案内が難しく登録スタッフが分からなかった場合のサポートを行うこともよくあります。
特別販売員
店舗によっては、特別販売員はいない場合もありますし、在籍していたとしても週末の土日だけという場合がよくあります。
特別販売員はお客様への購入契約に特化したスタッフの事で、機種変更や乗り換え検討のお客様はもちろん
料金プランの見直しに来たお客様へも優先的に案内に入ります。
お客様へ、携帯を買い換える事のメリットやお得になるポイントをお伝えし成約まで繋げるのがお仕事となっています。
基本的に契約業務は登録スタッフにまかせる為、特別販売員は登録作業などを行いません。
特別販売員の給料は他の求人に比べれば単価が非常に高く、件数の実績も出していれば給料アップの交渉もしやすい仕事となります。
モチベーションを高く働きたい!という方には向いている案件になりますし、実際に特別販売員として働いていた筆者スペ太郎の給与明細も参考になるよう公開させて頂きます。
1年間で月収30万を短期で実現する方法!携帯販売員は転職数が多いほど有利な業種! - スマホ販売員[スペ太郎]の悩ましい人生
各種手続き
携帯ショップでは、携帯販売以外にも
- 料金プランの変更
- 名義変更
- 住所変更
- 利用休止
- 解約
- 修理対応
- 通信費の料金支払い
このように様々な業務内容をおこなっています。
家電量販店や商業施設にある携帯ショップでは、対応できる業務内容が限られており
スマートフォンの購入が関係する手続きしか行えない店舗がほとんどです。
お客様の視点だと、手続き内容によっては専門の携帯ショップでしかできないので気をつけましょう。
スタッフの視点だと、家電量販店等であればスマートフォンの契約業務以外はしなくていいのですが、家電製品の販売が業務に入ってくる可能性が高いので覚えておきましょう。
スマホ教室or操作案内
携帯ショップでスマホ教室を行っている店舗が最近は増えて来ています。
スマホ教室が行われる事により、スマートフォンを初めて使い始めたかたや、これから使ってみようと考えているお客様への安心材料となります。
また、お客様が操作方法が分からなくなり
店舗へ来店することは良くあるのですが、操作案内でも待ち時間次第ではかなり待つことになるので
スマホ教室により、お客様のスマホスキルが向上するとこのようなお悩みも減ってくるということなんですね。
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携帯販売員の仕事内容(家電量販店編)
- 役割分担
- 家電製品販売
- アクセサリー類の案内(ケース、フィルム)
役割分担
家電量販店の携帯販売員は1人で全ての業務を行うというよりは役割りを分けて働く店舗が多いです。
スタッフが少ない店舗は例外でお声かけ、案内、登録、お渡しまで全て1人で行っています。
スタッフが多い店舗だとお声かけしたら「担当に変わります」みたいな流れで
案内を違うスタッフに変わります、そして登録作業になると「担当に変わります」と、またスタッフが変わります。
これは、担当に変わるというよりも役割り分担してるからスタッフが入れ替わってるだけなんですね。
理由としては家電量販店だと携帯会社が複数在籍しており、競合状態のため役割り分担をしておかないとお客様を他社に取られてしまう観点からこのようにしているのです。
基本的には
お声かけ=新人orお声かけが上手な人
案内=ベテランor特別販売員
登録=特別販売員以外
このような感じで役割りが分かれているはずです。
家電製品販売
家電量販店はそもそも携帯販売のお店ではなく家電製品を販売するお店です。
ですので、携帯の事だけでなく家電製品の事もお客様から質問される事はよくあります。もちろん、家電製品の専任スタッフは在籍しているので案内をお願いすれば問題ありません。
基本的に家電製品を案内したり販売することはないので安心しましょう。
しかし、例えば求人面接の際に携帯販売員だけど、「家電コーナーで働いてもらう」とか
家電量販店に初めて入店した時に、「携帯コーナーにはスタッフが多いから家電製品のコーナーを勉強して」このように言われたら注意が必要です。
携帯販売員なのに家電製品コーナーで働かされるという事は
携帯の案内もまともに出来ず、家電製品の研修もまともにしてもらえず、売り場にいる家電製品の専任スタッフからはこの人なんでここにいるの?と不思議がられ、件数も獲得できずに詰められ
地獄を見ることになるかもしれません。
家電量販店で携帯販売の業務をする事はオススメできるのですが、家電製品コーナーで働かされそうになりましたらすぐにでも転職を考えましょう。
もしも状況的に転職するのが難しいようであれば家電量販店にて家電製品事に案内する方法や、家電製品を購入したお客様へのカットイン方法を別記事にまとめていますので参考にしてください。
▫購入したお客様へのカットイン方法
家電量販店で携帯販売員が困らないカットインからクロージングの方法 - スマホ販売員[スペ太郎]の悩ましい人生
▫パソコンコーナーでの稼働方法
家電量販店でパソコンコーナーから携帯販売に繋げる営業トークのスキル - スマホ販売員[スペ太郎]の悩ましい人生
▫洗濯機コーナーでの稼働方法
家電量販店の洗濯機コーナーから携帯販売に繋げる営業トークの知識 - スマホ販売員[スペ太郎]の悩ましい人生
アクセサリー類の案内(ケース、フィルム)
家電量販店にはスマートフォンのケースやフィルムが豊富に置いてあるので、他店の携帯ショップで購入したお客様がケースとフィルムだけ購入しによく来店されます。
ケースやフィルムは種類が多すぎて、内容がある程度分かっていないとお客様に質問されても
どの種類を選べばいいのかオススメが出来ません。
意外とフィルムとケースをお客様が選ぶのには時間がかかりますので、あらかじめフィルムはこれがオススメと決めておき
フィルムを決めたら、ケースは好きのを探してくださいと早めにお客様から離れるようにしましょう。
新人スタッフの業務
家電量販店の新人スタッフは、ベテラン勢からいいように使われがちで
家電量販店の携帯販売で精神的にキツいと感じる業務は、「お客様へのお声かけ」「家電製品コーナーでの稼働」この2つです。
新人の期間は、お声かけの役割りを任せられる事が多くせっかく良いお客様から携帯を変えたいと言われても、ベテランに案内を変わって
またお声かけのポジションに戻らされます。
一定の期間が経つとお声かけから案内まで任せられるようになるので、そこまでは辛抱しましょう。
要注意なのは、新人スタッフだからと最初から家電製品コーナーに行ってきてと言われるパターンです。
家電製品の研修や、メーカースタッフとのコミュニケーションをしっかりしてくれる店舗なら良いのですが、何の対策もなく、行ってきてという店舗もあるので
こんな酷い扱い方は無いと筆者も感じているのでこのような場合はすぐにでも転職を検討しましょう。
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まとめ
携帯販売員の仕事内容をまとめましたが参考になりましたでしょうか?
販売店によっても仕事内容が変わってくるので、携帯ショップの場合と家電量販店の場合も解説させて頂きました。
携帯ショップでは、全ての業務が行えるので携帯に関する手続きは覚える事が多いです。しかし、他社(他の携帯会社)と同じ売り場で競合することがありません。
家電量販店になると、できる業務が販売に特化しているため、携帯に関する手続きの種類は少なくなります。しかし、家電製品の案内もする可能性があったり他社と同じ売り場で競合状態になるので
携帯以外の面で意識することが増えることになります。
同じ携帯販売員でも、働く店舗(職場)によって仕事内容が変わる事をこの記事で理解してもらえると、求人応募や転職の材料になると思います。
最後までありがとうございました。以上