大手3キャリアは基本料金が高いのに、最新モデルのiPhoneなどを購入するためにドコモとかソフトバンクにわざわざ乗り換えないといけないなんて不便ですよね。
携帯販売員から「何ヶ月か利用して、また今の会社に乗り換えたらいいですよ!」
こんな案内が2022年現在では日常茶飯事です。
だってワイモバイルだったら3GBプランを2000円くらいで使えるのに、ソフトバンクで契約するとたったの1GBプランでも3000円くらい基本料金が掛かるんだもん!
今回は現役の携帯販売員が、ソフトバンクに乗り換えを行って短期的にワイモバイルに乗り換えたいと考えているあなたへ記事をまとめました。
目次
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すぐにソフトバンクからワイモバイルへの移動はNG
ワイモバイルの基本料金がソフトバンクより安いからと短期的に移動を考えるのは注意が必要です。
2022年2月現在、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える事を「番号移行」と呼んでいるのですが番号移行の場合、ソフトバンクから移動する際の違約金や手数料が発生したとしても
後からワイモバイルの基本料金から値引きが入る補填の仕組みがあります。
ですので、ソフトバンクからワイモバイルへ番号移行を行うと月額の通信費が安くなるだけではなく
移動にかかる費用も補填されるのでソフトバンクを利用してるユーザーは、直ぐにでもワイモバイルを使いたいと考えるのが普通の事でしょう。
しかし、携帯会社を移動する乗り換え手続きには昔から「短期解約」というキーワードがあり
契約期間が短い内に解約をしてしまうとユーザーにとってデメリット(不利)になる事があるのです。
短期解約ってどういうこと?
その名の通り、携帯電話を契約してから利用期間が短いうちに解約をしてしまう事の総称です。
携帯会社ごとに「これくらいの期間利用すれば問題ないですよ」という、明確な利用期間は明記されておらず
携帯販売を行っているスタッフも何ヶ月以上利用すれば必ず短期解約にはならないと正解を知っている販売員はいません。
もしも短期解約と判断されてしまうと、短期的に解約した携帯会社が一定の期間契約が出来なくなるペナルティがあったりするようです。
こういったペナルティの詳細も正解を知っている携帯販売員はいませんので
「ソフトバンクを契約後直ぐにワイモバイルに移動しても大丈夫です!」
と発言するスタッフに案内を受けている場合は、販売員自身が件数を獲得する事しか考えておらず、お客様の事を何も考えていませんので要注意です!
短期解約にならない為にはどうしたらいいの?
携帯会社によって短期解約に対する期間の基準が変わってくるようですが
一般的には6ヶ月間以上(180日)が短期解約にはならない安心できる基準となっている可能性が高そうです。
携帯販売員によっては3ヶ月間(90日)使えば大丈夫だと案内しているスタッフも多く、6ヶ月間or3ヶ月間という期間が「短期解約にならないのでは?」という目安になっているようです。
どうしてもお安くする為に、ソフトバンクからワイモバイルへ直ぐにでも移動したいと考えているユーザーさんは
ソフトバンクを短期解約後、一定期間契約できなくなっても問題なければワイモバイルへ移動しても良いと考えます。
※一定期間に関しては1年間の可能性が高く、根拠としては1年間と認識している携帯販売員が多かったり、実際に1年間契約できなかったとの体験をお持ちの方がいらっしゃることから推測されます。
携帯会社を選ぶのは契約者の自由なので安くする為の方法として、ソフトバンクからワイモバイルへの短期的な移動も致し方ない場合もあることでしょう。
複数の携帯会社を短期的に解約するような読書様はいないと思いますが、複数の会社で短期解約履歴があると全ての携帯会社で契約の審査が通りにくくなる事もあるようなのでご注意ください。
短期的な乗り換えの携帯契約は違約金が発生する?スマホにもブラックリストがあるって本当?
どのようなペナルティがあるの?
筆者が把握している情報では、ソフトバンクを短期的に解約した場合に支障が出るのは、
ソフトバンクを1年とか2年契約できなくなる。
このような一定期間のペナルティが発生する可能性があるという事です。
ワイモバイルやLINEMOへ移動した際に、同じソフトバンクグループ内ですが、このようなペナルティが発生するのかは実際のところ不明です。
同じグループ内の移動で実際にペナルティがあるのであればすごく違和感がありますが、ソフトバンク以外の携帯会社は普通に契約できますので安心しましょう。
しかし、複数の携帯会社を短期解約したりしている場合は総合的判断という理由でどこの携帯会社も契約できなくなる可能性が高いので
転売目的や、不正な利用目的での複数回線契約や複数回線の短期的な解約は必ずしないようにしましょう。
2022年2月現在意見は分かれている
ソフトバンクからワイモバイルへの移動は先程記述したように「番号移行」という手続きに現在はなっています。
ソフトバンクとワイモバイルは同じソフトバンクグループのブランドである為、移動する手続きはとても簡単になってきており
お客様としても、携帯販売員としても
ワイモバイルの料金プランを契約したり、ワイモバイルを案内する方が双方にメリットがあります。
しかし、iPhone13シリーズのような最新モデルはワイモバイルでの取り扱いがなく
取り扱いがソフトバンクのような大手キャリアでしか販売してない事が多いのです。
わざわざソフトバンクへと新しい機種を購入する為に
「ユーザーが適していない通信費の高いソフトバンクの料金プランに契約内容を変更して一定期間我慢するよりも、すぐにワイモバイルに番号移行できれば通信費を安く維持できる。」
このように誰しもが考えてしまいたくなるものです。
「乗り換え」ではなく「番号移行」であれば短期解約にならないのではないか?と疑問を抱く携帯販売員やユーザーも多くなってきているのですが
2022年2月現在では携帯販売員の意見として
「短期解約になります!」
「すぐに移動しても問題ありません!」
実際の答えを知らない携帯販売員の案内方法が、この2パターンに意見が分かれてしまっている状況なので、ユーザー側としては
このような無責任な案内は真に受けずに、確実な情報が分かるまで様子見した方がいいと言うのが結論になるでしょう。
携帯販売員から案内を受けたお客様の声
即解でも大丈夫ですと言う店員がいるんですよね〜😂
— ちんあなご(安物買いの銭失いじじい) (@shimabarakj) 2022年2月26日
とあるヤマダのソフバン店員は
ソフバン新規の
翌月ワイモバに乗り換えて
更に翌月ワイモバ解約でブラックになりませんて言ってましたからね
光も2ヶ月で解約していいとか
ソフトバンクから即ワイモバだとブラックらしく3ヶ月くらいだと大丈夫だそう#乗り換え #mnp #iPhone12mini
— maihi (@maihi_13) 2022年1月19日
このように携帯販売員による感覚的な案内が横行しており、様々なソフトバンクからワイモバイルへの短期解約に関する案内が行われているようです。
実際にブラックリストになるか、ならないのかは携帯販売員ではなくソフトバンクからワイモバイルに移動するお客様になりますので軽率な案内は目に余るものがありすが、最終的に判断するのはユーザー自身になりますので、このような口コミを見た上でソフトバンクからワイモバイルへの短期的な移動は検討するようにしましょう。
6ヶ月以上利用するのが無難
携帯電話の短期的な解約をする事により、短期解約をおこなった携帯会社を一定期間契約できなくなるという事実は確実な情報になりますが、この「一定期間」という期間に明確な答えはありません。
しかし、携帯販売員が説明を行う際にソフトバンクからワイモバイルへの移動は
- すぐ移動しても大丈夫ですよ
- 3ヶ月経過したら移動しても大丈夫ですよ
- 6ヶ月経過したら移動しても大丈夫ですよ
このように基本的には3パターンに分かれています。
つまり6ヶ月以上の利用であれば、短期解約になる可能性が非常に低くなると考えられ、実際にソフトバンクグループ関係なく6ヶ月事の乗り換えを繰り返して契約をしているユーザーさんは数多くいらっしゃいます。
このような考察から、ソフトバンクからワイモバイルの乗り換えだったとしても「6ヶ月以上」は継続利用した方が無難だと言えるでしょう。
LINEMOに変更する場合も同様
ソフトバンクユーザーがソフトバンクグループ内で通信費見直しを検討する場合、ワイモバイル以外にも「LINEMO」というインターネットからのみ申し込み受付をおこなっている格安の料金プランがあります。
LINEMOはワイモバイル同様にソフトバンクグループ内の料金プランとなる為、通信費を安くするためにソフトバンクからの料金見直しを検討するユーザーも多くいらっしゃいます。
しかしLINEMOに見直しする場合もソフトバンク利用期間が短期的であれば、ワイモバイルと同じく短期解約扱いとなってしまう可能性が高くなります。
短期解約扱い(ブラックリスト)になりたくない!という方に関しては一先ずソフトバンクで6ヶ月以上の継続利用は心掛けていた方がいいのかもしれません。
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ソフトバンクの契約でも条件によって安くできる
ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOへの短期的な移動を考える大きな理由としては毎月の通信費が高いからだと思いますが、ソフトバンクを契約する際の条件によってはソフトバンクでもワイモバイルやLINEMOのように通信費を安く契約することが可能です。
安く契約できる条件は何かというと
- 利用者が22歳以下の新規回線契約
- ガラケーからの契約
上記の2つが考えられます。
これらの条件のもとソフトバンクを契約した場合通信費がどのようになるのか確認してみましょう。
利用者が22歳以下の新規回線契約
22歳以下の利用者が、新しくスマートフォンの購入を検討している場合や、既にスマートフォンを契約していたとしても電話番号が変わっても問題ないという場合であれば
新規回線契約でソフトバンクを契約することで「スマホデビュープラン」が契約できるようになります。
スマホスデビュープランは月額990円で1年間利用ができる特別な料金プランとなっているだけではなく、料金プラン内容も「データ容量5GB+5分かけ放題」とかなり充実しています。
2年目からは通信費が2,178円に変動することと、データ容量が3GBに減ることが注意点となりますが
ワイモバイルへの短期解約を検討するくらいであれば、是非とも知っておきたい料金プラン内容となることでしょう。
ガラケーからの契約
項目の1では利用するユーザーの年齢に制限がありましたが、現在ガラケーを利用中のユーザーさんであれば年齢関係なく「スマホデビュープラン」を契約できるようになります。
22歳以下の利用者が契約する場合との大きな違いは、1年目のデータ容量が5GBではなく1年目から3GBになるという点です。
通信費の月額は全く同じで1年目が1,100円で2年目から2,178円になりますので覚えておきましょう。
条件に当てはまらないなら金額差を計算しよう
ソフトバンクで安く契約できる条件に当てはまらなかったユーザーさんも多くいらっしゃることでしょうが、仕方がないことなので落ち込むことなく改めてワイモバイルへの短期的な移動をするべきなのか、我慢して一定期間auで継続するべきなのかを検討してみましょう。
短期的な移動を検討する大きな理由は毎月の通信費になりますので、ソフトバンクで継続した場合と直ぐにワイモバイルへの移動をした場合で金額差を計算してみることにしてみましょう。
ソフトバンクメリハリ無制限の通信費
7,238円(4ヶ月28,952円/7ヵ月50,666円)※割引なし
4,928円(4ヶ月19,712円/7ヵ月34,496円)※最安値
「家族割・おうち割光セット」
ワイモバイルのMプラン15GB通信費
3,278円(4ヶ月13,112円/7ヵ月22,946円)※割引なし
2090円(4ヶ月8,360円/7ヵ月14,630円)※割引あり
(家族割orおうち光セット割)
ソフトバンクのメリハリ無制限と、ワイモバイルでMプランを比較した場合上記のような料金体系になるのですが、一般的に携帯販売員の案内で提案されている3ヵ月以上と6ヵ月以上に合わせて+1ヵ月となる「4ヵ月以上と7ヵ月以上」で金額差を比較したいと思います。
ソフトバンクをメリハリ無制限で契約し何も月額値引きが適用出来なかった場合
4ヶ月で維持費が28,952円-ワイモバイルへは4ヶ月13,112円=15,840円
7ヵ月で維持費が50,666円-ワイモバイルへは7ヵ月22,946円=27,720円
ソフトバンクをメリハリ無制限で契約し値引きがすべて適用出来た場合
4ヶ月で維持費が19,712円-ワイモバイルへは4ヶ月8,360円=11,082円
7ヵ月で維持費が34,496円-ワイモバイルへは7ヵ月14,630円=19,866円
つまりソフトバンクで継続した場合とワイモバイルにすぐ移動した場合の金額差は
ソフトバンクを4ヶ月利用11,082円~15,840円
ソフトバンクを7ヵ月利用19,866円~27,720円
このような計算結果となります。
最大でソフトバンクを7ヵ月継続利用した時のワイモバイルとの金額差が27,720円となりますので、この金額差で短期解約になる可能性を無くせるのであればソフトバンクを継続利用した方がいいのでは?と考えることが出来たり、大きな金額差に感じたのであれば上記の計算を参考にして頂き
「ソフトバンクを何か月利用するのか」、「ソフトバンクの割引は何が適用」できているのかを確認しご自身で正確な金額差を計算してみるようにしてみましょう。
毎月の通信費だけでソフトバンクとワイモバイルを比較すれば、すぐにでもワイモバイルに移動したくなるかもしれませんが、ソフトバンクを継続利用した場合との金額差を確認することにより「短期解約になるリスク」と「通信費の負担金額差」を天秤に掛けれるようになります。
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ソフトバンクを今後契約する気がなければ自己判断で
ソフトバンクからワイモバイルへの短期的な乗り換えを行い、その後ソフトバンクを契約する予定はないということであれば、もしも「短期解約」扱いになっていたとしても特に困る事はないでしょう。
理由としては短期解約のペナルティとして考えられる内容が「ソフトバンクを一定期間契約ができなくなる」という事に過ぎないからです。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える理由としては通信費を安くしたい。という考えで検討する事が一般的なので、ワイモバイルに移動したら普通ならソフトバンクに戻る事は考えにくいでしょう。
その為ソフトバンクが一定期間契約できなくなったところでワイモバイルを継続利用すると思われますので、別に一定期間ソフトバンクが契約できなくなっても支障は普通ならないでしょう。
しかし上記の短期解約に対するペナルティはほんの1例にしか過ぎず実際はもっと重いペナルティ等があったりするのかもしれません。
乗り換えたり、解約したりするのはもちろんユーザー側の自由なのでお好きなようにするのが1番ですが
短期解約にはリスクがあるという理解をしっかりした上で、ソフトバンクからワイモバイルへの番号移行や、解約手続きは行うようにしてください。
ソフトバンクを短期解約して困ること
ここまで読んでみてそれでも通信費を直ぐにでも安くしたい!と考えているユーザーさんは、もしもソフトバンクを短期解約してしまった際に結局何に困ってしまうようになるのか確認をしてみましょう。
ソフトバンクが短期解約扱いになってしまったとしても、実際に困ってしまう事例があなたにとって関係のない事であれば直ぐにでも通信費を安くしたいという気持ちを優先してもいいのかもしれません。
ソフトバンクを短期解約して困ることは
- 最新モデルを購入する時
- データ使用量25GBで足りなくなった時
- 家族間の通話を無料にしたい時
このような場合が考えられます。
ちなみに上記の内容で困る事と記載はしていますが、実際のところは「最新モデル」を購入するなら確かにワイモバイルで購入出来ない可能性が高くなりますが、今はわざわざソフトバンクで契約をしなくても
ワイモバイルの契約をしたままソフトバンクの最新モデルを購入する事は可能です。
端末返却をすることで機種代金を半額にできるトクするサポートも活用できますので、携帯会社が端末のみ販売をちゃんと受付してくれるのであれば困る項目ではありません。
「家族間の通話無料」に関しても、家族間の通話を無料にするためソフトバンクで家族割を組み契約をしたとしても
ソフトバンクは、そもそもの基本料金が高い事からメリットが薄い事も考えられます。
何故かと言うとワイモバイルで家族間の通話無料がなくても、10分かけ放題や時間無制限かけ放題をセットにした方が結局は通信費が安くなると考えられるからです。
さらに家族間であればLINE通話でやり取りするという事が最近ではほとんどなので、家族間通話無料のメリットはそこまで大きくなくなっているのかもしれません。
ワイモバイルからソフトバンクに戻りたくて本当に困ってしまう場合は、「データ容量を25GB以上利用したい時でしょう。」ワイモバイルでは最大25GBまでの料金プランしか提供していないため、それ以上の利用したい環境に変わってしまった時にソフトバンクに戻れず困る可能性が考えられます。