ドコモから新しい端末の購入方法が発表されました。
今までは「スマホおかえしプログラム」での購入でしたが、新しい購入方法は「いつでもカエドキプログラム」
名前からするといつでも替え時って意味だと思われるのですが、結論この購入方法がお得なのか。スマホおかえしプログラムからどのように変わったのか
ちょっと内容が難しすぎたので、現役の携帯販売員が記事に分かりやすくまとめました。
iPhone13購入を参考例に、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の端末購入方法
「いつでもカエドキプログラム」VS「スマホトクするプログラム」VS「トクするサポート」VS「iPhoneアップグレードプログラム」をまとめた比較記事もありますので参考にしてください。
目次
-
いつでもカエドキプログラムとは
いつでもカエドキプログラムとは、対象機種事に24ヶ月目に余らせる残価を設定し
機種代金総額から2年後の残価を引いた差額を23回の分割払いで購入する方法です。
いつでもカエドキプログラムの特徴を理解するにはここからが重要なのですが、4つのパターンに分かれますのでそれぞれ解説していきます。
-
参考例で解説
いつでもカエドキプログラムは「端末の返却」をすることにより、特典を受ける事ができるのですが
注目するポイントは、「どのタイミングで端末返却を行うか」ここに注目して目を通してください。
理解するにあたり、まずは参考例のユーザー設定を決めましたので下記にまとめます。
- 10万の機種を購入
- 2年後の残価は54000円と設定された機種
- 機種代気総額-残価=46000円
- 46000円を23回の分割で購入
- どのタイミングで端末の返却を行うかに注目!
▫追加キーワード
「早期利用特典」
割引額は△500円に設定
23ヶ月目に端末の返却
23ヶ月目に端末返却をすることで、24ヶ月目の残価54000円が免除されます。
23ヶ月以降も継続利用
24ヶ月目まで継続した場合、残価の54000円が再分割されます。
再分割の回数は自動的に24回分割が選択されます。
継続利用した場合でも端末返却は可能で、返却した翌月以降の残債を免除することができます。
早期利用特典(分割支払い)
1~22ヶ月目に端末返却をすることで、24ヶ月目の残価54000円が免除されます。
さらに「早期利用特典」が適用され
5ヶ月目に端末返却を行った場合、6~23ヶ月目まで残債のお支払いはもちろん必要ですが
早期利用特典の△500円が毎月適用されるようになります。
早期利用特典(一括支払い)
1~22ヶ月目に端末返却をすることで、24ヶ月目の残価54000円が免除されます。
ドコモショップであれば端末返却のプログラム利用時に残債の一括支払い選択も可能です。
5ヶ月目にプログラム利用した場合
残債
2000円×18回=36000円
早期利用特典
500円×18回=9000円
36000円-9000円=27000円
27000円を一括支払いすることで23ヶ月目までの残債を精算することができるのです。
-
スマホおかえしプログラムとは
スマホおかえしプログラムは
- 36回分割で購入
- 端末の返却+ドコモでの端末購入により25ヶ月目以降の残債が免除される
- 特典は12ヶ月目以降から利用可能ですが、24ヶ月目まではお支払いは必要
- 回線契約はドコモ以外に変えてもOK
このような内容なのですが、簡潔に要点を伝えると
- 端末返却で最大3分の1の機種代金が免除される
- 契約はどこの回線でもいいが、端末返却に合わせてドコモでの新しい端末購入が必須
「スマホおかえし」と「いつでもカエドキ」では、この情報だけでも購入方法や条件が大きく変わっている事がわかりますね。
いつでもカエドキとスマホおかえしの違い
前提として、いつでもカエドキプログラムの方がサービス内容は良くなっています。
まずはメリットになる変更点
- 36回分割よりも残価設定の方が免除額が高い
- 12ヶ月目以降にしかプログラム利用出来なかったがいつでも利用できるようになった
- プログラム利用はタイミングが早い程オトクになる
- 端末返却の際にドコモで新しい端末購入の条件がなくなる
1.36回分割よりも残価設定の方が免除額が高い
iPhone13(128GB)を「いつでもカエドキプログラム」で購入する場合
本体価格 111,672円
残価設定 55,440円(免除可能額)
もしも「スマホおかえしプログラム」で購入できたと仮定したら
本体価格 111,672円
111,672円÷36回=3,102円
3,102×12回=37,224円
24ヶ月目以降の最大免除額 37,224円
このように2万円近くお得になるということなのです。
2.12ヶ月目以降にしかプログラム利用出来なかったがいつでも利用できるようになった
スマホおかえしプログラムでは12ヶ月目以降からしかプログラムを利用できませんでしたが、いつでもカエドキプログラムであれば1ヶ月目からでも利用が可能。
さらに事項で説明しますが、端末返却が早い程お得になる仕組みが採用されています。
3.プログラム利用はタイミングが早い程オトクになる
スマホおかえしプログラムでは、12ヶ月以降~24ヶ月目にどのタイミングで端末返却をしても24ヶ月目までの機種代金お支払い額が同額でした。
いつでもカエドキプログラムになると
早めに返却した場合は、「早期利用特典」が適用され端末返却した翌月から23ヶ月目まで機種代金に割引が入るようになるメリットがあります。
4.端末返却の際にドコモで新しい端末購入の条件がなくなる
スマホおかえしプログラムは、端末返却で残債を免除する場合にドコモでの新しい端末購入が必須でしたが
いつでもカエドキプログラムであれば、端末返却のみで残価を免除する事ができるようになりました。
これは、他社を検討したい方には非常に大きなメリットとなっています。
-
結局お得なの?
結論「いつでもカエドキプログラム」は普通に一括購入するよりも、スマホおかえしプログラムで購入するよりもお得です!
理由としては、機種代金10万円を一括で購入しても
いつでもカエドキで購入しても機種代金が10万円なのに変わりませんが、プログラムを実際に利用した場合は実質の負担額が極端に少なくなるからです。
さらに、どれくらいのユーザーが対象になるか未知数ですが「早く買い替えたい」という考えの利用者には尚且つメリットが大きくなる「早期利用特典」も適用されるので
ドコモで購入の際は「いつでもカエドキプログラム」を是非とも検討してみましょう。
-
ahamoでいつでもカエドキプログラムは使える?
ahamoで契約したまま「いつでもカエドキプログラム」での端末購入は可能です。
dポイントクラブに加入している、返却時までdポイントクラブを継続しているというのは条件になります。
いつでもカエドキプログラムは回線契約に関係なく条件を満たせば利用することができますので、ahamoに限ったことではなく他社を利用しているユーザーでも適用ができるということになる訳ですね。
ちなみに、ドコモで契約しており「いつでもカエドキプログラム」で機種変更や、他社から乗り換えで購入された場合でも
いつでもカエドキプログラムを継続したまま、回線契約を他社へ変更することはもちろんできますので通信費の月額を抑えたいと検討されていたユーザーさんはahamoや、ご自身の利用方法に合った携帯会社をこの機に考えてみてはいかがでしょうか?