スマートフォンで調べ物したり、動画を視聴する時に動作が重いと
すごくイライラしますよね。
携帯電話の状態や通信環境によって様々な原因が考えられますが、今回は一般的な動作が重くなった場合の対処法を現役の携帯販売員が解説していきます。
目次
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どうして動きが重くなるの?
初めに、どうしてそもそも携帯の動きが重くなるのかを解説していきます。
原因は様々ありますが
- スマートフォンのCPU性能が低い
- スマートフォンのメモリに履歴が溜まっている
- 通信環境が悪い
上記の3つが基本的な固まる原因だと考えられます。
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改善する方法はあるの?
動作が重たくなったり、固まったりするのを改善する方法はあるのですが、携帯電話が重くなる原因によって改善の方法が異なります。
動作が重くなる原因を知ることによって、どのように対策をすればいいかも分かるようになりますし、改善の方法もご自身で判断ができるようになるでしょう。
先述した携帯電話の動作が重くなる原因ごとに改善方法をまとめます。
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スマートフォンのCPU性能が低い
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メモリに履歴が溜まっている
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通信環境が悪い
それでは、それぞれの項目ごとに下記に解説をしていますので参考にしてください。
1.スマートフォンのCPU性能が低い
この場合はどの作業を行いたくて重いと感じているかによりますが
CPU性能を超えた機能を、あなたが今後も使いたいと考えている状況であれば、今利用しているスマートフォンのままだと改善は不可能と考えた方が良いでしょう。
悲しい改善方法になりますが
新しいスマートフォンに買い換えるか、似たような機能が他のアプリ等で賄えるようであれば他のサービスを探してみるようにしてみましょう。
電卓アプリのように便利ツール系であれば検索すればたくさん他の種類がでてきますし、ゲームアプリでも将棋やオセロのようにテーブルゲームのようなものであればアプリの種類は豊富なので
このアプリの時だけ動作が重いと体感的に分かる場合は、別のアプリ探して使い勝手を試してみるといいでしょう。
普段はなんとか動いているけど、状況によって調子が悪いという事であれば、次項目の「メモリ履歴」が関係している可能性が高いので、下記を参考にしてください。
2.メモリに履歴が溜まっている
まずメモリとは何か知らないかたのために解説をすると、スマートフォンが同時にできる作業スペースの広さと言われており、複数のアプリを同時に立ち上げメモリが限界に達するとスマートフォンがこれ以上は同時に動作ができないと悲鳴をあげるような状態に陥ります。
メモリはスマートフォンの機種ごとに容量が決められており、性能が低いモデルだとメモリの容量も少なく設計されています。メモリは基本的にRAMと表記されることが多いためRAMと記載がされていれば作業スペースの広さだと思い出すといいでしょう。
CPUを頭の良い人間と例えるなら、メモリは人間が作業できるテーブルの広さだと言われる事が多いです。
頭が良い人間がいたとしても、作業を行うテーブルの広さが狭すぎると何も手に付けられないとうイメージすね。
携帯電話にはRAMに利用履歴を残す仕組みが搭載されており
先程まで行っていた使用のデータ履歴を、瞬時に起動させる便利な機能が当たり前のように搭載されています。
例えば
ネット検索する
↓
マップを開く
↓
LINEする
↓
YouTube見る
↓
電話する
↓
マップを開く(前回の途中から利用できる)
このように様々な動作を行った後でも、前回利用していた履歴の続きから作業が出来るのはメモリ(RAM)に記録が残っているからなのです。
実は携帯電話の動作が重いと感じる場合に、このメモリの使用状況が関わっていることが多く、メモリに大量の履歴が残ってしまっていたり、同時にアプリを開きすぎスマートフォンに負荷がかかっていることがあります。
このような状況の時は、履歴を削除することで重い動作環境の改善がされる事がほとんどですので
それだけメモリの使用状況というのは、スマートフォンの動作に重要な役割を果たしているのです。
メモリが溜まったらどうすればいいの?
メモリが溜まった場合の改善方法はシンプルで
- スマートフォンの電源を再起動する。
- メモリを消す機能を利用する(設定やアプリなど)
- 使っていないアプリは履歴から消す
- 使わないアプリのバックグラウンド稼働を止める
このような方法になります。
1番簡単でシンプルな方法がスマートフォンの電源を再起動することです。
これだけで大体の問題は解決するでしょう。
いちいち電源を再起動するのが面倒くさいという方は、メモリを削除できるアプリをダウンロードしておくといいでしょう。
その他にも、携帯電話の設定画面からアプリを個別で管理できる項目もあるためココからもメモリの削除をすることができます。この方法が一番面倒くさい方法となるのですが、
最近のモデルではスマートフォンの設定画面自体にメモリをリフレッシュさせる項目が追加されており、全てのアプリの履歴を一括して削除できる機種もありますので設定画面を確認し項目があれば利用してみると良いでしょう。
初期アプリが裏で動いてる
スマートフォンには携帯会社で購入した最初の状態から初期搭載されているアプリが多く入っています。
アプリが多いと言うことは、実際にそのアプリを利用していなくても動作の負担になる可能性があり得るのですが、理由としてはスマホの中にインストールされているだけでアプリは通知を受け取ったり、最新の状態にアップデートしようとします。
この際にバックグラウンド(目で見えない裏側)で陰ながら作業をおこなっているのです。
ユーザーとしては使ってもいないし、必要ともしていないのにバックグラウンドで勝手にメモリを消費しているアプリが存在しているということになる訳ですね。
購入した時からスマホにインストールされているアプリは、バックグラウンドで勝手に作動しないように設定画面から設定を変更する必要があり
設定を行うことでスマホの動作負担を軽減することができますので是非行ってみることをおススメします。また、アプリ自体が必要ないという場合であればバックグラウンドでの動作を止めるのではなく
アプリそのものを削除(アンインストール)しても問題ないかと思います。もしも削除したアプリが必要になれば再度ダウンロードすることもできます。
⒊通信環境が悪い
CPUも悪くないし、電源再起動をおこなっても動きが良くならない!
こんな場合に考えられるもう1つの原因はインターネットの通信環境です。
よくある例として、街中で買い物中にスマホで調べ物をしていたらまったくインターネットが読み込まなくなった。
こんな経験した事ありませんか。
これはスマートフォンの「WiFiボタン」がオンになっており、勝手にフリーWiFiをスマホが利用しようとする現象です。
フリーWiFiの落とし穴
フリーWiFiは繋がって利用できたとしても速度が遅すぎたり、WiFiの扇マークが画面についていたとしても
繋がっているように見えて、ログインをしなければそもそもWiFiに繋がっていない
このように、フリーWiFiとはユーザーにとって落とし穴が多いサービスとなっているのです。
もしも外出中に突然繋がりが悪くなったら
まずはWiFiボタンがONになっていないか確認をしてONになっていればOFFにして様子を伺うようにしてみましょう。
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③まとめ
今回は携帯の動きが重い原因と、その改善方法を解説していきました。
「携帯調子悪いな〜」とか、「読み込み遅すぎない?」と感じた時は、メモリ開放か電源再起動をまずは試してみるように心がけましょう。
スマートフォンが動作を読み込んでくれずに
その状況を「なんでだろう?」ど不思議に画面を眺めているその時間、すごくもったいないです!
是非この記事で覚えた事を活用して、ストレスなく、無駄な時間をなくしましょう。
それでは次回の記事もお楽しみに!
以上