日本の携帯料金は世界と比較すると高すぎると何年も前から言われていました。
しかし、2019年10月の電気通信事業法の改正を皮切りに、2020年4月には「楽天モバイルの新規参入」が合わさり、携帯会社各社の料金値下げ競走に一気に火がつきました。
その中でも今回は、KDDIグループのauに焦点を当ててこの記事を書いていますが
ドコモやSoftBankにも通ずるものがありますので、auを基準として、他社も同じように変わっているんだと理解されるようにし記事を読んでみてください。
目次
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auは結局値下げしたの?
まずはテーマであるauが値下げをしているのか、しているのであればいつから値下げを開始したのかを解説していきます。
答えとしては、「利用するユーザーによって値下がりするのかしないのかは変わるので一概には言えない。」しかし、「家族割を組めない1人で利用するユーザーは確実に値下げされた。」
というのが回答になります。
現行の料金プランは2021年3月から新しく提供されたプランとなっており、変更前は2020年6月に提供されたプランが基準となっていました。
参考1:使い放題MAX 4G/5Gを3月1日から提供開始 | 2021年 | KDDI株式会社
参考2:データ使い放題でNetflix・TELASAがセットになった料金プラン「データMAX 4G LTE Netflixパック」のテザリング容量を月間60GBに増量 | スマートフォン・携帯電話 | au
下記に新料金プランと旧料金プランの比較を記載しておきます。
▫データ無制限プランの場合
2020年6月提供開始の料金プラン
7650円(値引前)→4460(値引後)
条件(ネット割+家族割4回線)
2021年3月提供開始の料金プラン
6580円(値引前)→4480(値引後)
条件(ネット割+家族割3回線+auPayカード)
▫2019年に提供開始されたプランとも比較
2019年10月提供開始の料金プラン
7880円(値引前)→5880円(値引後)
条件(ネット割+家族割3回線)※Netflix込
auフラットプランN(2020年6月受付終了)
6000円(値引前)→5000円(値引後)
条件(ネット割のみ)
2021年3月提供開始の料金プラン
6580円(値引前)→4480(値引後)
条件(ネット割+家族割3回線+auPayカード)
このように実際に比較してみると、データ無制限プランだけであれば確かに家族割を考慮しない1人での利用であればお安くなっています。
しかし、家族割を含めて最大限の値引が受けられた場合と比較すると、ほとんど安くなって無いことに気づきます。
フラットプラン20GBは家族割が入らないユーザーにとってはコスパの良いプランだったのですが、2020年6月を持って受付が終了したので
auフラットプラン20N | 料金・割引:お申し込み受付終了プラン | au
10GB以上は使うが、20GBで足りると感じていたユーザーにとっては値上がり状態となっています。
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auの料金プランって何があるの?
auの料金プランには現在
- ピタットプラン
- データMAXプラン
- データMAXプラン+動画配信系サービスのセット
この上記3つのパターンで料金プランを展開しております。
ピタットプランはデータ容量をあまり利用しない方向けの料金プランとなっており、1GB→4GB→7GBの3段階制のステップでデータ容量を消費するごとに基本料金が変動する従量制の仕組みとなっています。
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auを選ぶメリットって何?
auを選ぶメリットは大きく2つあり
- 提携の固定回線サービスが多い
- 有料コンテンツと組み合わせたプランが豊富
このようになっています。
1.提携の固定回線サービスが多い
ドコモやSoftBankであれば、ネットとセット割を組む時にドコモはドコモ光、SoftBankはSoftBank光と言ったように指定されている固定回線の種類が非常に少ないです。
それに比べてauは、auひかりだけではなく、JCOM、地方の電力系固定回線、BIGLOBE光、So-net光、WiMAXなどこのように様々な固定回線とセット割の提携を組んでいます。
お住いの物件により、利用できる固定回線は左右される事がよくあるので、この点はかなりありがたいポイントとなります。
2.有料コンテンツと組み合わせたプランが豊富
動画配信サービスを組み合わせた料金プランも魅力的でYouTubePremiumやNetflix、Amazonプライム、テラサ、AppleMusic等こういったサービスを利用されている方はauのセットプランを選択することで割安に配信系サービスを利用出来るというメリットがあります。
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auのオンライン限定プランpovo
先程の料金値下げについて、最大値引きがされた場合を考慮すると、以前からあまり値下がりされていないという結論が分かりました。
しかし、auの店頭受付プラン以外を視野に入れると大きく料金プランが変わってきます。
2020年3月に提供が開始されたオンライン受付限定の料金プラン「povo」は、20GBの定額プランとなっており
お好みでトッピングが出来るというコンセプトで提供がスタートされました。
ちなみにドコモとSoftBankからも各社の特徴を活かしたオンライン受付限定の20GBプランが提供されています。
Povoになると一気に基本料は2480円と
先程解説した「データ使い放題プラン」の最安値4480円を△2000円も下回ると驚きの金額設定となっています。
これは値下げされたと胸を張って伝えられる内容となっていますね。
しかしタイトルにもありますが、povoはオンライン受付のみで問い合わせも基本チャットのみの対応になるようなので注意が必要です。
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auを契約したい時はどうしたらいいの?
auを契約したいと思ったらauショップへ行きましょう!というのはもちろん正解ですが
その他にもauは家電量販店、イオンのような商業施設にも併設されている事はよくあります。
読者様がauのお話しだけ聞きたいと思えばauショップに足を運べばいいですし、もしもこの記事を読んだ後も他社の事が気になるな〜、ということであれば商業施設や家電量販店のauへ足を運びましょう。
同じ店舗で他社比較ができる
理由としましては量販店になるとau以外にもドコモやSoftBankはもちろん格安携帯会社もブースが構えられています。
そのため、各携帯会社のスタッフが在籍しており様々な会社の見積もりを同じ店舗で確認することができるのです。
ちなみに、家電量販店に行くとauの話しを聞きたいのにau以外のスタッフにお声かけをされて
気づけば関係ない携帯会社の提案をされる事が良くあるので
「あなたはどこの携帯会社の人ですか?」とちゃんと聞くようにしましょう。
「全部の携帯会社を比較する担当スタッフです」
みたいな返答してきたら、スペ太郎はそんなスタッフいるはずないと考えているので、
そのスタッフは必ずどこかの携帯会社に在籍しているはずです。auを契約したいのに違う会社ばかり勧めてくるのスタッフは気を付けてくださいね!
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まとめ
KDDIグループのauは値下げをしているのか?について今回は記事をまとめていきましたがどうだったでしょうか。
過去を振り返っても少なくとも3年前の2019年くらいからは人によっては値下げされていない。
しかし、値引き条件がうまく活用出来ない方は値下げがされていっているという曖昧な結果となりました。
料金プランって本当に上手く作られていて関心してしまうのですが、ひとまずスペ太郎のアドバイスとしては料金プランの見直しは1年に1回はしましょう。
auは提携固定回線が多いので良く引越しされる方にはオススメかもしれませんね。
こんな感じで記事を締めくくらせて頂きたいと思います。それではまた次回の記事をお楽しみに!以上